山中湖セカンドハウス生活

中古別荘を買って東京の本宅と行ったり来たりな生活を試しています

断熱気密チャレンジ (6)

今回のフェーズの作業はこれが最終章です。

 

床下断熱材の気密確保 (狭小スペース)

床下断熱材と根太とのすき間を気密処理する一連の作業で、唯一残った狭小なスペース。

 

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幅が 70 mm ほどしかなく、コーキングガンも気密テープを持つ手もうまく入りません。

一部は発泡ウレタンを吹き付けてみましたが、これも中途半端な仕上がり。

 

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これは詰め物で対応しようということで、用意したのはスタイロフォームの 30 mm 厚と 40 mm 厚。

どちらもハーフ サイズ (3 尺 x 3 尺) です。

 

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狭小スペースの深さが 150 mm ほどなので、その幅でカットします。

3 本取れれば十分という計算。

 

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この際きちんとカットしようということで、断熱材カッターのブレードを使いました。

 

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メーカーが違うものの、手持ちの 210 mm 折りたたみ鋸にきっちり適合しました。

ただ、やってみて気づきましたが、スタイロフォームのカットについてはブレードそのものを手で持った方がスムーズでしたw

柄に取り付けてカットすると、力が入りすぎて切り口が曲がりやすい印象です。

 

カット完了。

 

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30 mm と 40 mm を合わせて 70 mm のすき間にはめ込み、気密を取ると同時になぜかここだけ 150 mm の付加断熱にしてしまおうという魂胆です。

 

床下に潜り込んで作業開始。

 

あれ、はまらない (汗)

 

どうも 2 mm ほど、狭小スペースの幅が狭い様子。

ポリスチレンフォーム (発泡スチロール) と違い、スタイロフォームはあまり押しつぶされてくれないので、うんともすんとも言いません。

 

そこで用意したのはスタイロフォームの 25 mm 厚 (既視感)

もちろんハーフ サイズです。

 

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当然 150 mm 幅でカットし、再チャレンジ。

 

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結果、25 mm + 40 mm でもキツキツでした。

根太とのすき間は実質的になさそうなので、スタイロフォーム同士の長さ方向の継ぎ目にだけ気密テープを貼ります。

 

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発泡ウレタンを中途半端に施工した箇所は、このキツキツの「合わせスタイロ」が入る余地がないので、いったん放置の方向で。

 

あと、この床下作業も終盤というタイミングで、防護服の下にかぶる想定の保護帽 (インナーキャップ) を買いました。

 

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しゃがみ姿勢が基本の床下作業では、とにかく頭をぶつけます。

一度、床下スペースの入口に激しくぶつけた時などは、防護服に血が付きました。

一人で床下作業中に頭を打って昏倒でもしようものなら、シャレにならないので念のため用意しました。

実際、これすごくいいです。

作業中の安心感が違います。

 

今回の作業の費用

スタイロフォーム ハーフ 40 mm 厚 1,480 円

スタイロフォーム ハーフ 30 mm 厚 1,080 円 → 結果的に不要

スタイロフォーム ハーフ 25 mm 厚 898 円

断熱材カッター替え刃 698 円

頭部保護インナーキャップ 498 円

 

今回の作業の効果

今回はやり切ることに意義があって、この部分だけで何か効果が出るとは期待しづらいです。

どちらかというとスタイロフォームのカット技術がちょっとだけ身に着いた、というくらいでしょうかw

 

これにて、床下の気密確保を中心とした一連の作業は終了。

もともと断熱材が入っていないわけではないので、気密確保によって断熱効果も高まると期待していますし、すでにその兆候も感じています。

まずはこれから気温と湿度が上がる夏にどういった変化を感じられるかと、その先の来冬に一階の床の冷えが体感レベルで緩和されるかどうか、ですね。

ひとまず、気密を取ったことで虫の侵入は有意に減ると思いますが、どうでしょう。