山中湖セカンドハウス生活

中古別荘を買って東京の本宅と行ったり来たりな生活を試しています

断熱チャレンジ (2)

床下の断熱材の隙間を手当てしてみます。

 

床下から断熱材の隙間に気密テープ貼り

参考にしているのはこちらのブログ記事。

 

ameblo.jp

 

わがセカンドハウスも床の断熱材 (ポリスチレンフォーム) と根太との間に隙間が確認できます。

断熱材自体は仕様通り 80 mm 入っているようですが、この隙間から床まで冷気が上がってきているのではないかと想像します。

 

どうやってこの隙間をふさぐかですが、まずお試しでやってみたのが気密テープ。

 

 

20 m のテープひとつで床下全体がカバーできるはずはないので、ひとまず作業しやすい (床下に高さのある) 部分、一階でいうとペレットストーブの周辺にあたる部分に施工します。

 

テープを貼るだけだから単純と思いきや、これがなかなか大変でした。

テープって平面や凸状の部分には貼りやすいんですが、断熱材と根太が作る凹部や入隅、しかも上方に向かって貼り付けるというのは大変です。

きれいにワンカットで一辺をカバーするのは早々にあきらめ、短くカットしながら貼りつなげていきました。

 

結局、20 m でカバーできたのは 4 マスくらいでしたかね。

ちなみに床下全体では、それぞれ大きさは異なるものの 30 マス以上あります。

 

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今回の作業の費用

気密テープ 20 m 580 円 x 1

 

今回の作業の効果

さすがに床の一部だけなので、何も感じられません。

他の隙間から冷気が回り込めば、それっきりでしょう。

この方式で床下全体をカバーするのは思ったよりも体力的にしんどいな、というラーニングが収穫です。

FLIR の誘惑

断熱の対策を考えるようになると、

 

何をどれだけやったらどこがどの程度よくなるのか

 

定量的に見たくなってしまいます。

 

セカンドハウスに温度計はあるものの、今回取り組んでいる「一階の床の冷え」のように、室温の定点観測だけではわかりにくく、体感に頼らざるを得ない部分があります。

 

そんな折、断熱に関連する web サイトをいろいろ見ていたら、こんなデバイスの存在を知りました。

 

 

スマホに取り付ける赤外線サーモグラフィーです。

 

これがあれば床の表面温度も、気密や付加断熱をした床とそうでない床の温度の違いも、客観的にわかるわけですね。

 

ものすごく欲しくなりました。

FLIR ONE Gen3 は、メルカリなら中古品が 2 万円程度で買えるようです。

 

とはいえ、買ったとして使うのは今回の一連の取り組みの間だけだろうなというのが正直なところ。

また、温度が分かったとしても、例えば思ったような断熱になっていないという結果が得られた場合、「では何をどうすればよいか」はこのデバイスが教えてくれるわけではありません。

 

なので、今のところは様子見です。

 

2 万円をかけるなら、よりよい断熱材や気密材に使いたいというのが今の気持ち。

 

現状を正しく把握するのも大事というのは分かっていますが…。

相場は把握したので、衝動的に買ってしまうようなお値打ち品が出るなどしたら、手が出てしまうかもしれません。

 

…誰かお持ちでしたら貸していただけませんかw

断熱チャレンジ (1)

一階の床が冷える件、DIY で対応していく方向性になってきました。

 

まずは小さなところからトライしていきます。

 

室内配管周りのパテ埋め

冬期は水抜きや通水を来荘のたびにやる関係で、キッチン シンク下の引き出しを取り外しています。

ここに水の管、お湯の管、排水管が並んでいます。

 

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この部分から冷気が流れ込んでいるのを感じました。

それもそのはず、配管の付け根に隙間があります。

 

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冷気のみならず、虫の侵入経路になっていてもおかしくありません。

同様の理由で、トイレの配管については初期に対応していました。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

今回使ったのはパテ。

 

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初めてのパテ埋めだったので、だいぶ盛ってしまいました。

 

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トイレについてもテープをはがしてパテ埋め。

 

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その後、洗面所下の配管周りについても同様に。

 

床下配管周りのパテ埋め

何度か書いているように、セカンドハウスの床下は基礎に高さがあるので物置になっています。

手前は普通に立てるくらい、奥の方もしゃがめばアプローチできる程度の高さ。

 

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一階の床が冷えるのはこの上方に見える断熱材の厚みが足りないか気密が取れていないか、あるいはその両方だと踏んでいます。

ともあれ、今は配管周りのパテ埋めのお話。

 

こちら側の配管周りも、断熱材との間に隙間があるのは確認済み。

なので埋めます。

 

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さらには木材を配管のためにくり抜いてしまっている空間もあるので、こちらも埋めます。

 

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ユニットバスの下は配管が多く、狭い人通口を抜けないといけないので、今回は手が届く範囲だけで対応。

ただ、基礎内から外に抜ける配管部分に現場発泡の断熱・気密処理がされていることは確認できました。

 

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今回の作業の費用

パテ 1 kg 449 円 x 2

 

今回の作業の効果

これらの場所からの漏気が止まりました。

しかしながら、一階の床の冷えそのものには効いていなさそうです。

 

まぁ、まずは小手調べということで。

現在進行形でいろいろな作業 (試行錯誤) をしてみていますので、また後日。

1 か月ぶりの来荘

セカンドハウスに一泊で行ってきました。

 

前回の来荘の記録が 2/16 でしたから、

 

yamanakako.hatenablog.com

 

実に 1 か月ぶりなんですね。

 

積雪のためなので仕方がないし、その間スキーも楽しんでいたとはいえ、ここまで間が空くと精神的に飢えてしまいます。

 

リモート カメラで状況は毎日チェックしていて、敷地前の道路が完全に除雪されていることは確認済み。

いざ行ってみると、道路に雪はないもののウェットな感じ。

駐車スペースの雪はというと、こんな感じでした。

 

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またも 40-50 分ほど雪かきタイム。

まぁ、シーズンに何度もやらない (何度もやるくらいなら来ないw) ことなので、運動と割り切って頑張りました。

 

セカンドハウスに持ち込みたかったもの、持って帰りたかったものなどをいろいろ整理しつつ、気ままにのんびり過ごしました。

 

夕方に石割の湯へ行きました。

暗くなる前に帰れたらいいなという考えで少し早めに行ったところ、今ではもう午後 6 時前でもまだ明るさが残っているんですね。

来週には春分ということなので、日の長さを感じます。

 

来荘した際、二つ隣の敷地の建物が取り壊されていました。

隣地は既に空き地になっているので、実質的にお隣さんだったところで、昨年はちらほら来荘されているのを見かけていました。

あれは最後の始末だったのか、建て直すための整理だったのか、今はまだ知る由もありません。

 

自分のセカンドハウスは、ブログ開設当初に書いている通り、前オーナーによる建て替えです。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

自分が譲り受ける際、前オーナーはしっかり使い倒してくれる顔見知りに引き継げるのがうれしいということをおっしゃっていました。

 

別荘やセカンドハウスって、ある程度特別な体験を重ねる場だから、思い入れが強く残るものだと思います。

 

家族で体験した非日常の思い出が詰まった場所を取り壊すのって、精神的には結構キツいんだろうなと想像します。

 

確か、「山と食欲と私」にそんな感じのエピソードがありました。

Kindle Unlimited 対象だった時に読んだ記憶しかないのでうろ覚えですが、たぶんこの巻。

 

 

自分もやはり、まだそんな計画はまったくありませんが、自分の都合だけで言えば、取り壊すよりは誰かに大切に使ってほしいと思うのでしょうね。

一方で、周辺のまったくケアされていなさそうな建物を見ると、いさぎよく何とかしたらいいんじゃないかと勝手なことを思ってしまいます。

 

そういった想いがせめぎあったり、想いがうまく受け継がれずにぷっつりと消えてしまったりするのが、別荘地の建物の現状なのかもしれません。

 

自分としては、とにかくこのセカンドハウスを自分に都合のいいように、それでいて大事に、使い倒すのみです。

 

今回、一階の底冷えの対策になりうるかもしれない手を打ってきました。

まだ仕掛かり途中で、効果も確実には見えていません。

近いうちにまた行って、うまく行くようだったらブログ記事にしたいと思います。

スキーの拠点

山中湖にはまた雪が積もっていて、セカンドハウスに行けていません。

前回の記事以来だから、もう 3 週間にもなりますね。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

前回同様、のんびり行って雪かきすればいいんですが、週間予報でまだ雪マークが見え隠れすることと、いっそのこと雨でも降ってくれれば楽なのにというものぐさな気持ちとがあって、腰が重くなっていました。

 

凍結は対策次第なところ、積雪はどうしても力仕事を伴いますね。

 

こんな時期はその分、同じ積雪地域に行くならスキーを楽しめばいいやと割り切っている節もあります。

ただ、東京から主要なスキー場へは片道 3 時間コース。

2 時間かからずに来れる山中湖とは気軽さが段違いです。

 

山中湖をスキー旅行の中継地点に使えたらいいなという構想は当初ありましたし、実際に試したこともあります。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

ただ、山中湖にも雪が降る事態になると除雪状況はスキー場よりセカンドハウス周辺の方が厳しいので、これはこれでタイミングをちょっと選びますね。

 

本宅からセカンドハウスに来るくらいの時間で、メジャーなスキー場にアクセスできたらいいのになというのはこのシーズンならではの妄想です。

 

そんな折、ふと気づきました。

 

スキーのことだけ考えたら、前橋・高崎・藤岡あたりに拠点があれば最強じゃね?

 

 

関越道で新潟方面、上信越道で長野方面に向かえるだけでなく、北関東道経由で東北道に接続して、自分の場合は首都圏の渋滞を回避しつつ帰省に使うことまでできます。

 

車が大前提なので「陸の孤島」みたいな場所でも全然かまわなくて、さらには勢い余って車を 4WD などにしてしまったら、ここから信越のどんなスキー場にも行けそうです。

春から秋にかけては、バイク ツーリングの拠点としてももちろん価値ありですね (海は遠いけど)。

 

一方、このエリアの難点は、夏の暑さでしょうか。

あくまで中継点ということであれば、スキー シーズンと同様に山へ逃げる前提でいいんでしょうけど、第二の生活拠点のようにするには夏季は何かと厳しいかもと想像します。

 

とはいえ、参考程度にこのエリアの「陸の孤島」みたいな地域の賃貸物件を見てみると、かなりお安いんですよw

スキー シーズンだけでも何かうまいやりくりの方法がないかな、などと考えてしまいます。

セカンドハウスの維持費

本日付の産経新聞にこんな記事がありました。

 

www.sankei.com

 

確かに知人が利用しているという話を Facebook で見かけた気がするなぁと思いつつ、気になったのが下記の記述。

 

月額料金以外に土曜日や祝日、祝前日は追加料金も必要になるが、数百万~数千万円を投じて別荘を自分で購入する場合に比べるとハードルは低い。年間80万円の費用がかかるとされる維持管理も、サヌが委託する地元のホテル事業者や清掃業者が代行する。

 

別荘の維持管理が年間 80 万円?

 

セカンドハウスに年間 100 泊以上している自分の感覚として、そんなにかかっていないと思います。

まぁ、サブスクの「商品」になるような別荘のレベルの維持管理であれば、そのくらいするんでしょうけど。

あと、自分の別荘地でもプレミアムなんたらというサービスに加入すると、かなりお高いです。

「委託する地元のホテル事業者や清掃業者が代行する」ような維持管理のお話だから、これに相当するんでしょうかね。

 

fujiyamastyle.com

 

その意味では自分がやっているのは最低限の維持管理ということになるのかもしれませんが、扱いをぞんざいにしているわけではないし、維持のうえで必要なことにはケチらずお金をかけているつもりです。

それで実際いくらかかっているんだろうと思って、昨年一年間について集計してみました。

 

結論として、年間 40 万円ちょっとみたいです。

借地料 (もちろん上記に含めています) が発生する所有形態でこれですから、80 万円と比べるとかなりエコノミーですね。

一昨年末にやったコーキングの打ち替えのような、単発の修繕・リフォーム的な費用はまた別途ですが、一方でペレット ストーブのメンテナンスや樹木の剪定など、環境によっては当てはまらないコストを含んでいます。

 

記事にある SANU は月額 5.5 万円とのことで、年間 66 万円。

「会員は年平均で 30 泊程度利用」とあり、曜日によって追加料金が必要とのことなので、ざっくりで年間コストは 75 万円とかでしょうかね。

「年間 80 万円の費用がかかるとされる維持管理」と、あまり変わりませんね。

 

そうなるとポイントは、初期コストをかけて自分がいつでも何回でも使える所有物にするか、初期コストを浮かせる代わりに利用頻度やタイミングの制約を受け入れつつバリエーションを確保するか、なんでしょうね。

「ライフ スタイルを冷静に考えると、所有したところでそんなに使わない (行けない) 気がする」という人には、サブスクもいいかもしれません。

 

まぁ、自分の場合は純粋な維持管理費がそれほどでなくても、利用頻度が多い分、交通費がすごいことになっています。

もともと「高速道路でスムーズにアクセスできる以上は高速代をケチらない」という信条なのと、これはこれでドライブという楽しみのための費用でもあるんだという理屈が成り立たなくもないことから、この部分を節約する気はほとんどないですw

 

いずれにしても、世にいう「別荘」のようなラグジュアリー感はなくても、自分だけの隠れ家としてのセカンドハウスを持つレベルであれば、維持管理についてそんなに大仰なことはないと思います。

積雪したセカンドハウスへ

すっかり雪に埋まったと見えるセカンドハウスですが、その後の天気はほ安定していたようなので、思い切って行ってみました。

 

道中、富士吉田のあたりでは道路はすでにドライながら、寄せられた雪の塊が随所にうず高く残っていて、降雪のボリュームを感じさせます。

同時に、少しだけ積もった東京でも感じたことですが、雪は寄せてしまうと残るもの。

本宅のご近所さんが張り切って寄せた雪はその後数日残りましたが、あえて山を作らずにならしておいて、人や車に踏まれるままにしておいた方が、東京の気候ではすぐになくなります。

まぁ、その辺は気温が低いうえに人通りも少ないセカンドハウス周辺となれば、話がまったく別なんですけど。

 

山中湖も湖畔道路はドライ、ただし空き地や遊歩道などは雪が残っています。

別荘地の道はというと、主要な道路は除雪されているとはいえ、そうでもない舗装路は雪が左右に寄せられているだけで車一台が通れる程度。

さらにマイナーな道となると、そもそも除雪が入っていません。

 

2 年前と違って降りたてではないので、もしセカンドハウス周辺が除雪されていなかったら、自分でやるだけですが…。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

と思いきや、自分のセカンドハウスに続く道は幸いにしてかろうじて除雪済み。

近隣に定住者と思しき方々いらっしゃるおかげでしょうか。

 

さて、こちらがわがセカンドハウスの駐車スペースの入り口。

 

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当然誰も (動物以外は) 踏み入っていません。

車からスコップを取り出して、雪かき開始。

 

この状態から

 

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ここまで持ってきました。

 

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ここへ車を入れるにあたっては、上り坂をバックで曲がりながらという操作が必要なんですが、そちらは何とかクリア。

 

その後、玄関までのアプローチや水道元栓、給湯器までの通り道も作り、いつも通りの利用へ。

天気は良く、外気温もそこまで下がらなかったので、宅内は快適でした。

 

翌日、買い出しのために出かけようとしたところ、上り坂の雪がズルズル滑ってスタックしかけました。

以前もこれ、ありました。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

雪の上り坂はバックより前進の方が難しそうです。

動き出しの部分にある雪だけを完全排除してしまえばいいのですが、下が凍っているところは容易にスコップが入りません。

 

そこで買い出しがてらこんなものをゲット。

 

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富士吉田のカインズは雪対策のグッズが (すでに?) あまりない中、ケイヨーデイツーは品ぞろえがありました。

融雪剤は 5/10/25 kg の 3 サイズ展開で、使用量の感覚がよくわからないので真ん中の 10 kg を購入。

 

セカンドハウスに戻ってさっそく使ってみました。

様子を見ながら袋の半分ほどをまいてみましたが、もともと気温がゆるめということもあり、融雪剤ならではの効果というのがまだちょっとわかりません。

かつ、3 日目の撤収の際にもまたズルズルやってしまったので、ズルズルする箇所にピンポイントでドカっと散布してしまうのがいいのかもしれません。

今後当面、あまり冷え込まなさそうなので、次回来荘時は出番がなさそうな気もしますが。