今週は木曜の出社がなくなったので、水曜から来荘しています。
比較的高温多湿な日々も続いているところ、スポット クーラーを含めた空調設備・機器の使い方をいろいろと実地検証しています。
1. 目指す状態
そもそも夏のセカンドハウスの室内環境として、どの辺がゴールになるかを考えました。
さまざまな状況で快適さを評価してみると、室温で 26 ~ 27 度、湿度で 60% というのが目安になりそうです。
これを上回ると、何かしらの補正手段を使わない限り不快感が増してくる印象です。
2. 取れる手段と効果
あらためて整理してみると、こんな感じでしょう。
設備・機器 |
温度 |
湿度 |
通風 |
スポット クーラー |
局所的に下がる |
下がる |
あり |
カライエ |
上がる |
下がる |
なし |
除湿器 |
上がる |
下がる |
微少 |
サーキュレーター |
変わらない |
変わらない |
循環可能 |
シーリング ファン |
変わらない |
変わらない |
循環可能 |
窓 |
外気温による |
基本的に上がる |
換気効果大 |
当然ながら、外気温が高い時間帯に室温を下げようと思ったら、スポット クーラーをうまく使うほかありません。
それ以外の時間帯は窓からの通風がもっとも健康的でコストもかからないとはいえ、この季節は湿度の上昇も伴うので難しいところ。
外気を取り入れたことによる湿度の上昇を抑えるには、カライエ 1 台では力不足で、結局スポット クーラーや除湿器が必要になります。
3. スポット クーラーの使い方
こちらの情報ソースがためになりました。
wellnesthome.jp
引用されている、快適な温度・湿度に関するダイキンのリサーチ結果も、実感と合っています。
スポット クーラーとはいえ、動作原理としては通常のエアコンと同じなので、この季節に温度と湿度を抑えたかったら冷房モードを使っとけ、ということになります。
さらに、スポット クーラーについては排熱ダクトから漏れる熱が室温上昇につながってしまうので、やはりこれを抑え込むのが大事でしょう。
ということで、改良済みのダクト処理に対して、さらに手を入れました。
手作りスタイロフォームをかましての接合はやはりまだ漏気を生むので、ダクト チューブを給気口に直接あてがう元の方式に戻しつつ、養生テープでぐるぐる巻きに。
気密テープでなく養生テープを使ったのは、糊残りを気にしたからですが、ここまでがっちり巻き込めば固定にも気密にも問題はなさそうです。
熱気漏れによる室温低下の鈍さは、これでかなり解消できた様子。
あとは、前の記事にも書いたようにダクト チューブをプチプチで巻けば、さらに抑え込めるでしょう。
スポット クーラーの運転モードは、この機種に搭載されている「スマート」を指定。
室温が 26 度以上では冷房を、それ未満では除湿運転を自動で選択する機能です。
これで冷気をロフト中央部に向かって吹き上げるようにルーパーを向けています。
また、シーリング ファンやサーキュレーターも使い、なるべく冷気を循環させるようにしています。
4. 窓の開け時
湿度のことだけ気にすれば、梅雨から夏にかけては窓を開けないのがベターと思います。
とはいえ、せっかくの山中湖のセカンドハウスで、外気を (換気用給気口以外から) まったく取り入れないというのもちょっと無粋な話。
となると、時間帯を限定して開けることになりそうです。
今のところ、朝は開けています。
湿度だけはどんどん上がっていってしまうので、60% 台後半くらいまで達したら閉める感じです。
おそらく、この運用を続けていくことで、季節と湿度の関係がより細やかに感じられるようになるかもしれません。
5. コストと効果
以上のことから、スポット クーラーをメインで使い続けるようになると、電気代が結構跳ね上がります。
快適な空間のためにはやむを得ないことですが、少しでも節約を図るとすれば、滞在時にカライエを止めるというのも一手かもしれません。
どうせスポット クーラーを使うのであれば、温度と湿度の抑え込みはそれに任せてしまって、温度を上昇させる効果のあるカライエはむしろ止める、という考え方です。
撤収時にカライエの電源を入れ忘れると大変ですが、それへの対策として先日のリモート化が役に立ちます。
yamanakako.hatenablog.com
こんな感じで運用していこうと思います。