山中湖セカンドハウス生活

中古別荘を買って東京の本宅と行ったり来たりな生活を試しています

この季節特有の汚れ

山中湖は一気に春めいています。

 

断熱気密チャレンジの効果もあってか、ペレットストーブを点けている時間が限られてきました。

 

窓の外からは鳥のさえずりもいっそう元気に聴こえてくるのです…が。

 

この季節、車のルーフがべっとりと汚れます。

 

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写真には映っていませんが、鳥の糞も結構付いています。

 

駐車スペースの上の枝から、ぽっとりやられてしまうんですね。

このシーズン特有です。

 

鳥の糞は見て分かりますが、この透明っぽいベタベタしたものは何かと思っていました。

どうもこれ、樹液のようです。

 

駐車スペースのあたりに立つと、ぽつぽつと霧雨のようなものが舞い降りてきます。

樹木の名前はよく分かりません。←特に調べる気がない

 

毎年、この時期には停めている車がかなり汚れてしまいます。

滞在中に洗ってもまた汚れるので、撤収時の洗車が必須。

 

これまでの経験からすると、こういった汚れ方をするのは長くて 2 週間くらいだけなんですけどね。

最初に経験したときは、春から秋までずっとこんな感じで汚れるのかと不安になったものでした。

 

うれしくもありがたくもないとはいえ、これもまた風物詩ということで。

 

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断熱気密チャレンジ (6)

今回のフェーズの作業はこれが最終章です。

 

床下断熱材の気密確保 (狭小スペース)

床下断熱材と根太とのすき間を気密処理する一連の作業で、唯一残った狭小なスペース。

 

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幅が 70 mm ほどしかなく、コーキングガンも気密テープを持つ手もうまく入りません。

一部は発泡ウレタンを吹き付けてみましたが、これも中途半端な仕上がり。

 

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これは詰め物で対応しようということで、用意したのはスタイロフォームの 30 mm 厚と 40 mm 厚。

どちらもハーフ サイズ (3 尺 x 3 尺) です。

 

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狭小スペースの深さが 150 mm ほどなので、その幅でカットします。

3 本取れれば十分という計算。

 

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この際きちんとカットしようということで、断熱材カッターのブレードを使いました。

 

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メーカーが違うものの、手持ちの 210 mm 折りたたみ鋸にきっちり適合しました。

ただ、やってみて気づきましたが、スタイロフォームのカットについてはブレードそのものを手で持った方がスムーズでしたw

柄に取り付けてカットすると、力が入りすぎて切り口が曲がりやすい印象です。

 

カット完了。

 

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30 mm と 40 mm を合わせて 70 mm のすき間にはめ込み、気密を取ると同時になぜかここだけ 150 mm の付加断熱にしてしまおうという魂胆です。

 

床下に潜り込んで作業開始。

 

あれ、はまらない (汗)

 

どうも 2 mm ほど、狭小スペースの幅が狭い様子。

ポリスチレンフォーム (発泡スチロール) と違い、スタイロフォームはあまり押しつぶされてくれないので、うんともすんとも言いません。

 

そこで用意したのはスタイロフォームの 25 mm 厚 (既視感)

もちろんハーフ サイズです。

 

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当然 150 mm 幅でカットし、再チャレンジ。

 

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結果、25 mm + 40 mm でもキツキツでした。

根太とのすき間は実質的になさそうなので、スタイロフォーム同士の長さ方向の継ぎ目にだけ気密テープを貼ります。

 

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発泡ウレタンを中途半端に施工した箇所は、このキツキツの「合わせスタイロ」が入る余地がないので、いったん放置の方向で。

 

あと、この床下作業も終盤というタイミングで、防護服の下にかぶる想定の保護帽 (インナーキャップ) を買いました。

 

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しゃがみ姿勢が基本の床下作業では、とにかく頭をぶつけます。

一度、床下スペースの入口に激しくぶつけた時などは、防護服に血が付きました。

一人で床下作業中に頭を打って昏倒でもしようものなら、シャレにならないので念のため用意しました。

実際、これすごくいいです。

作業中の安心感が違います。

 

今回の作業の費用

スタイロフォーム ハーフ 40 mm 厚 1,480 円

スタイロフォーム ハーフ 30 mm 厚 1,080 円 → 結果的に不要

スタイロフォーム ハーフ 25 mm 厚 898 円

断熱材カッター替え刃 698 円

頭部保護インナーキャップ 498 円

 

今回の作業の効果

今回はやり切ることに意義があって、この部分だけで何か効果が出るとは期待しづらいです。

どちらかというとスタイロフォームのカット技術がちょっとだけ身に着いた、というくらいでしょうかw

 

これにて、床下の気密確保を中心とした一連の作業は終了。

もともと断熱材が入っていないわけではないので、気密確保によって断熱効果も高まると期待していますし、すでにその兆候も感じています。

まずはこれから気温と湿度が上がる夏にどういった変化を感じられるかと、その先の来冬に一階の床の冷えが体感レベルで緩和されるかどうか、ですね。

ひとまず、気密を取ったことで虫の侵入は有意に減ると思いますが、どうでしょう。

風呂のお湯が抜ける問題の真因

風呂を追い焚きしようとすると、お湯がだいぶ抜けていることがあった問題。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

ゴム栓を変えて一件落着と思いきや、このゴム栓でもお湯の抜けを経験しました。

ジャストフィットかと思われた栓のサイズが、ギリギリすぎて完全に密栓できてないのかなと思い、さらにワンサイズ大きめのゴム栓に変えてみました。

 

が、それでも抜けます。

そもそも翌日の追い焚きを待たずとも、お湯を張って入浴しているときから微妙に減り続けているような…。

ゴム栓を何度も押し込み直して確認しているのに。

 

さすがにおかしいと思ったのと、お湯の抜けを放置していて気づいた点がありました。

 

お湯は完全には抜けず、給湯口の下のラインで止まっています。

 

つまり、お湯はゴム栓 (排水口) 部分ではなく、給湯口から抜けている?

 

考えられるのは、ここにつながっている給湯器での水漏れ。

凍結で壊れて…などとなっていたら大変です。

 

ただ、それとは別に思い当たる点がありました。

追い焚き配管の水抜きバルブです。

 

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見ての通り、二つのバルブが近接しています。

これが、「開 (水を抜く状態)」は縦向きになるのでいいものの、「閉 (通常時)」は横向きになるので、お互いに干渉するんです。

 

実際、風呂上がりに確認したところ、このバルブが微妙に閉じ切っておらず、お湯がダダ漏れしていました。

バルブをしっかり閉じて解決。

お湯の抜けは止まりました。

 

バルブのつまみ部分を他のタイプに交換するとか、干渉し合う部分を削るとか、対策をちょっと考えたものの、ひとまず両方をしっかり閉じるように意識すれば大丈夫そうなので、置いておきます。

 

これで単身来荘時の二日目の追い焚き入浴に不安がなくなりました。

断熱気密チャレンジ (5)

気密取りのフェーズはこれで「ほぼ」終了です。

 

床下断熱材の気密確保

前回の作業で手付かずだったところを、追加したコーキング材で対応していきます。

 

後回しにしていただけに、難所が多いです。

トイレ下は人通口を 2 つ抜けなければならず、狭いうえに配管もあります。

玄関下はとにかく高さがないうえに、根太のマスが小さくてコーキングガンがうまく入りません。

 

前回の作業の経験から、いわゆるクリーパーとして使えそうな平台車をゲットしました。

(本来は人が乗るものではなく説明書でも禁止事項なので要注意)

 

 

玄関下については、これに背中を乗せて仰向けに寝そべるような状態での作業となりました。

そもそも世間一般の床下作業ってこんな感じのようですが、わがセカンドハウスは床下に高さがあるので、たいていのスペースで作業性が高いのには助かっています。

…そうでもないと、やらないんですけど。

 

コーキングで対応できない部分は、気密テープを貼りました。

もはやきれいに貼るとかはどうでもよくて、とにかく隙間をカバーできればよしとします。

 

トイレ下の配管周囲にはやはり隙間がありました。

こちらは手元に残っていたパテで埋めます。

 

ユニットバス下の配管にも大きめの隙間。

パテの残量がわずかだったこともあり、ここでついに発泡ウレタンの出番です。

 

 

 

スプレー式よりガン タイプの方が作業性がよさそうだったので、追加コストを甘受してガンも購入。

ウレタン フォームは、低温でも発泡しやすいと謳うお高めのいいやつにしました。

 

前回パテ埋めで対応した大きめの隙間も、発泡ウレタンで埋めなおしました。

だいぶ入り組んだ空間ということもあり、仕上がりは相当お粗末。

 

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和室の畳の下の気密処理

気密テープの追加分と、使い始めたら早々に使い切らないといけない発泡ウレタンの使いどころという観点から、室内で和室の気密を取る作業もしました。

 

インスパイアされたのはこちらの動画。

 


www.youtube.com

 

実際、居室の中では和室の床 (畳) がかなり冷える印象でした。

 

畳の位置をマーキングしておいて、

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畳を上げます。

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やはり壁との取り合いに隙間がありますね。

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いったん発泡ウレタンを吹き付けて、

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はみ出て硬化した分をカッターでカットし、合板の継ぎ目を含めて気密テープ貼り。

平面への上からのテープ貼りって、とても楽ですねw

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ちなみに畳には断熱材も挟み込まれている様子でした。

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これで和室の床の気密はだいぶ高まったはず。

 

今回の作業の費用

コーキング材 300 ml 382 円

気密テープ 20 m 383 円 x 2

平台車 1,890 円

発泡ウレタン スプレー 750 ml 2,300 円

フォームガン 2,199 円

 

今回の作業の効果

実は結構効いてるんじゃないかという気がしています。

和室の畳やユニットバスの洗い場のひんやり感がなくなったように感じます。

ストーブの暖房効果の高まりも相変わらずで、室内ではヒートテック 1 枚で過ごす時間が増えました。

外気温が上昇しているから、だけではなさそうなくらいの体感です。

 

実は床下の一か所だけ、空間が狭すぎて処理できていない部分があります。

全体への影響は軽微と思われる小さいスペースなんですが、ここは詰め物で対応しようと思案中。

そこまでやり切れば、気密処理は完了とします。

 

ちなみにウレタン フォームはかなり余っていて、やはり処理に困りますw

断熱気密チャレンジ (4)

「断熱気密」と言いつつここまでほとんど気密対策しかしていませんが、ヤマ場です。

 

床下断熱材と根太のすき間にコーキング

さて、コーキングは外壁に打ち直してもらったことはありますが、自分でやるのは初めてです。

 

yamanakako.hatenablog.com

 

あくまで素人施工と割り切りつつ、まずは道具を用意しました。

折しも富士吉田のカインズで、使用期限が近いために半額になったコーキング材をゲット。

 

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コーキングガンはざっと調べたところで高評価のこちらに。

 

 

ここからは床下の狭い部分に入り込んでの作業が控えています。

ツナギを買うほどでもないので、使い捨ての防護服やマスクをゲット。

 

 

あとは試行錯誤で実践あるのみ。

見えない部分なのでマスキングやヘラでの整形はせず、とにかく断熱材と根太の継ぎ目に注入していきます。

 

一部、スペースが狭くてガンが入らない箇所はスキップしました。

放っておくつもりはないので、別途対応します。

 

断熱材同士の継ぎ目は気密テープで。

先にテープ貼りをしてしまいましたが、コーキングの上からテープを貼った方が万全でしょうね。

ただ、その場合はコーキングが乾くのを待つ必要があります。

 

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コーキング材 5 本でどこまで行けるかと思ったら、案外大半をカバーできました。

 

今回の作業の費用

コーキング材 330 ml 274 円 x 5

コーキングガン 1,409 円

防護服 518 円

N95 マスク (10 枚入り) 1,209 円

気密テープ 383 円

 

今回の作業の効果

心なしか、ストーブを点けた際の室温の上がり方が早くなって、消した際の室温の下がり方が遅くなったように思います。

もちろん季節的にぬるくなってきたというのもあるんでしょうけど。

手付かずになっている部分も早々に対応して、効果を見極めたいです。

断熱気密チャレンジ (3)

春休みのためか暖かくなったためか、山中湖も人出が増えました。

金曜午前の豪雨で残雪もほとんどなくなり、晴れて気温が上がってからは鳥のさえずりなどもたくさん聞こえるようになってきました。

 

週間天気予報はもはやこんな感じなので、3 月にして水抜きをせずに撤収してきました。

 

 

今回は玄関ドアの気密のお話です。

 

玄関ドアの追いパッキン

室温が上がって内外の気温差ができると、ドアの一角からすきま風が入ってきていました。

かつてのアリ騒動の際、ドア下部の戸当たりパッキンが劣化していたのを発見して、DIY で交換したものの、なお気密が取れていない様子。

 

 

よく見ると、ドアのノブ側の下端で、ドア板がパッキンに接触できていません。

 

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パッキンを二重に盛るなどの対応をしてみましたが、下端の全辺にわたって盛るとヒンジ側が窮屈になって結局ノブ側に隙間を生むし、かといって部分的にやると盛られた部分と盛られていない部分との切れ目が段になってしまい、そこが新たな隙間になります。

 

これは本来ドアの調整で対応すべきこと。

しかしながらセカンドハウスのドアは輸入品で、ヒンジもモダンな調整機構が付いていません。

っていうか六角ねじの穴がすでにナメちゃってます。

 

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やむなく、担当営業さんが退職してから疎遠になっている施工会社兼管理会社に連絡して、見てもらいました。

 

メンテナンスの人曰く、無垢材のドアの反りによるもので、かつこのヒンジでは調整があまり効かないので、やはりパッキンで対応すべし、と。

 

思案の結果、パッキンを重ねるのではなく、パッキンが当たる部分よりもさらに外周の部分に戸当たりテープを貼り、気密を取るというよりはすきま風に大きく迂回させるような施工をしました。

 

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今回の作業の費用

戸あたりテープ 474 円 (買ったのはだいぶ前)

 

今回の作業の効果

案外しっかりと漏気を弱めているようです。

ただ、外気温が上がってきたので冷たいすきま風を感じづらくなっているせいかもしれません。

気密が強まれば、夏には室内の湿度の上昇を抑えることにもつながるでしょうから、その辺でも見ていきます。

断熱気密チャレンジ (2)

床下の断熱材の隙間を手当てしてみます。

 

床下から断熱材の隙間に気密テープ貼り

参考にしているのはこちらのブログ記事。

 

ameblo.jp

 

わがセカンドハウスも床の断熱材 (ポリスチレンフォーム) と根太との間に隙間が確認できます。

断熱材自体は仕様通り 80 mm 入っているようですが、この隙間から床まで冷気が上がってきているのではないかと想像します。

 

どうやってこの隙間をふさぐかですが、まずお試しでやってみたのが気密テープ。

 

 

20 m のテープひとつで床下全体がカバーできるはずはないので、ひとまず作業しやすい (床下に高さのある) 部分、一階でいうとペレットストーブの周辺にあたる部分に施工します。

 

テープを貼るだけだから単純と思いきや、これがなかなか大変でした。

テープって平面や凸状の部分には貼りやすいんですが、断熱材と根太が作る凹部や入隅、しかも上方に向かって貼り付けるというのは大変です。

きれいにワンカットで一辺をカバーするのは早々にあきらめ、短くカットしながら貼りつなげていきました。

 

結局、20 m でカバーできたのは 4 マスくらいでしたかね。

ちなみに床下全体では、それぞれ大きさは異なるものの 30 マス以上あります。

 

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今回の作業の費用

気密テープ 20 m 580 円

 

今回の作業の効果

さすがに床の一部だけなので、何も感じられません。

他の隙間から冷気が回り込めば、それっきりでしょう。

この方式で床下全体をカバーするのは思ったよりも体力的にしんどいな、というラーニングが収穫です。